マンガ/書評

【天才ファミリー・カンパニー】ビジネスの立ち上がりがリアルに実感できる二ノ宮知子の傑作がすごい!

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古い漫画も改めてみるとめちゃくちゃおもしろい!

どもどもKitarouですっ!

今の仕事では会社を分析するような仕事をさせてもらってるので、どうしてもビジネスが絡む漫画には興味がわいてしまいます。

 

そして僕の好きな漫画に「のだめカンタービレ」があります。

そう、あの二ノ宮知子先生の大ヒット作です。

でも二ノ宮先生にはのだめ以外にも数多くの漫画を描いております。

その中で90年代から2000年代の日本の経済状況、景気状況を背景にした、漫画がすごくおもしろかったです。

その名も「天才ファミリー・カンパニー」!!

今回はこの漫画の見どころ・面白さについて言及していこうと思います。

では行ってみようっ!

天才ファミリー・カンパニーについて

 

 *第一巻より

 

1994年~2001年に「きみとぼく」って雑誌で連載されてました。

もともと単行本が11巻ありましたが、のちにスペシャル版が全6巻出ました!!

 

あらすじは高校2年生の夏木勝幸がエリート優等生で高校生ながら独り身の母の仕事でマーケティングを手伝ったりとビジネス的手腕を備える。

将来は高校卒業後にハーバード大学へ進学を志す。

しかし、あるきっかけで母が放浪者みたいな田中荘介と再婚する。

田中荘介と息子の春が受け入れられない夏木家はだんだん崩壊に向かう。

また母、良子のクビで崩壊同然の夏木家を勝幸の努力とビジネスセンスで立て直していく!!!

 

登場人物

夏木勝幸:主人公。高校2年。成績全国1位。永沢京子の父の会社を立て直す。19歳で渡米。ハーバードを卒業する。

 

夏木良子:勝幸の母。勝幸が11歳のときに父を亡くす。以降女で一人で勝幸を育てるも、今では勝幸に仕事をサポートしてもらうまでになる。

 

田中壮介:小説家。良子と再婚。見た目は放浪者だが世界中に友達がいるくらいたびしてる。

 

永沢京子:勝幸のクラスメート。優等生。東大志望と言ってるが本当は芸大に行きたい。

 

水野唯香:高校の時、家を飛び出しハッカーとなる。自らセキュリティソフトを手掛けられるくらいの才能の持ち主。

 

見どころ・面白さ

<唯一の欠点はストーリーが多方面に広がる>

この漫画はビジネスに関心のある人にとってはとにかくためになる!!!!

話の途中でマフィアが出てきたり、茶番なほどにもそれっぽいやりとりが見られる。

これが長いのがこの漫画の唯一の欠点。(笑)

 

<90年代の日本社会の情勢が振り返られる>

でもそれ以上に面白いのは何といっても「会社の危機から会社を立て直す。そして競合他社を圧倒する!!!!

そんなビジネスのトップの世界でしか見れないような光景をマンガでしかも難しい内容もなく見せてくれるのがこの漫画のいいとろこ!!!

 

簡単にネタバレをすると、勝幸はクラスメートである京子の父の書店の経営をバイトながら立て直す手助けに加わる。

しかし、バブルはじけた1990年代半ばの会社の乗っ取り合いや、裏工作など暗い出来事も二ノ宮知子風のポップな感じで描かれている。

 

会社の成り立ちや仕組み、そして日本社会がグローバル化を進める第一歩の部分がすでに20年経った今だからこそ振り返ると面白い!!

 

<機械ヲタもくすぐる?>

90年代半ばといえばまだPCも普及してない。

丁度Window95が出るか出ないかのところでインターネット拡大の歴史もここから始まったと言える!!

 

このように「20年以上経ったいまだからこそ当時の視点で描かれた当時の価値観に触れること」も新鮮な気持ちになれます!!! 

 

最後に

というような感じで、少し古い漫画でしたが博識な二ノ宮シリーズのうち、まれにみないビジネススタイルの漫画はかなり良作です。

 

何か漫画に求めるテーマとか決めて読み込んでいくのも楽しいなと思います!

 

ではでは終わり!

 

 

 

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